スパイカーMF1、来季はフェラーリ・エンジン

スパイカーMF1、来季はフェラーリ・エンジン @niftyより。
このニュースで衝撃的なのは、コスワースエンジンの火が消えるということでしょうか。1967年DFVエンジンを開発して以来、F1にエンジンを供給し続けてきた*1コスワース(フォードバッジの時代がほとんどですけれど)に、まさかそんな日が来るとは・・・。
来年のエンジン供給元、フェラーリルノーマクラーレン、ホンダ、BMWザウバートヨタのメーカー系6チームについては言わずもがな。スーパーアグリもホンダ以外あり得ない。
ウィリアムズは7月に2007年より3年間の、トヨタからのエンジン供給契約を発表済み
9月に入って、既に2007年までフェラーリからのエンジン供給の契約があるレッドブルが、新たに2007年-2008年の、ルノーからのエンジン供給契約を発表トロロッソを含むレッドブルの2チームはフェラーリorルノーエンジンを使用することに。
結局2007年のエンジンが決まっていないチームはスパイカーだけになっていたわけですが、そこがフェラーリエンジン使用を表明、コスワースは行き場が完全に無くなってしまいました。
今シーズン、確かに結果は出ていませんが、V8-2.4lで一番最初に20,000rpmを超えたらしいエンジンということで、メーカー系じゃないなりに頑張っていたとは思うのですが・・・。時代の波には逆らえないのでしょうか。



追記
Cosworth to exit Formula One f1-live.comより
元記事見られなくなってしまったのでインチキ臭いですがここ

"It is the end of Cosworth in Formula One for 2007," a visibly disappointed Cosworth Director Bernard Ferguson admitted in Shanghai, "but it is not the end of Cosworth."

こういうシーンにありがちなセリフですが、ちょっとかっこいい。

*1:1986年のターボエンジンオンリーのレギュレーションの時は出ていないのかな?1986年、ベアトリス・ハース(ローラ)に積まれていたフォードV6ターボエンジンにもコスワースが関わっているようです。次の年のベネトンにも採用。ここを見ました。結局フォードのターボエンジン、この2チームに1年ずつ供給されただけのようです。ちなみにベアトリスというのは初めて聞くのでもう少し調べてみたのですが、ベアトリスは大手食品会社で、スポンサー。チーム名はハース(このカールハースはチャンプカーの名門、ニューマンハースレーシングを率いている人です)、そしてここにあるように、ローラの名前は付いているものの、シャシーは実質的にニール・オートレイ(MP4/5からのマクラーレンのチーフデザイナーで、今でもそこにいますよね)が設計していて、ローラは名前だけ貸した状態だったようです。