好きな東京の坂

上で坂と言う坂は巡ったと書いたので、東京で好きな坂を3つピックアップ。1つ目だけは結構マイナーだけど、あとの2つはメジャーすぎて面白くない?

  • 丹波谷坂 歩いてみたい東京の坂(下巻)のP48の地図では場所が間違っていますし、巻末の東京の坂リストにある港区六本木3-7と3-8の間を北西に上ると言う表現も正しくないと思われるのですが*1、正確には、六本木3-6と3-5の間を通っている坂のはずです*2。この坂を東側から下ると、六本木のビルの建ち並ぶ姿が突然現れて、特に夜などは、とても美しいです。ここを見てから、坂マニアになったと行っても過言ではない坂。
  • 胸突坂 目白台にあるこの坂はとても有名ですが、入れざるを得ないでしょう。文京区関口2と目白台1に挟まれている、階段状の坂です。とにかく長ったらしくて、疲れます。でもダラダラと急勾配の坂が続く姿は壮観です。坂下にある水神社もかわいらしくて素敵。
  • 行人坂 目黒にあるこの坂も恐らく有名。でも美しい物は美しい。素敵に微妙に曲がりながらも、急峻。上で紹介した2つの坂は何度か足を運んだことがあるのに対して、この坂は一度しか歩いたことありませんが・・・。それでも、とても印象に残っています。

胸突坂も行人坂も同名の坂が他の場所にありますが気にしないで下さい。
あと、ここ10年自分が住んでいる横浜もとても坂が多くて楽しい街なので、そちらの方も、いつか紹介できたら紹介したいと思います。

*1:恐らく、石川悌二著の『東京の坂道』にある地図をそのまま引いてきて間違えたのでしょう。もっとも、『東京の坂道』は文章では正しい場所を示しているのですが。ちなみに、『歩いてみたい東京の坂』では丹波谷坂の詳細について記述はありません(これも含めて考えると、恐らくこの本では実地では確認していない坂も他の文献を元に収録しているのでしょうね)。この丹波谷坂の南側に平行して港区六本木3-15と3-6の間を走っている坂は不動坂と呼ばれているはずですが、人によっては例の六本木3-7と3-8の間の道を不動坂と呼ぶ場合もあるようです。このように不動坂について諸説あるのは、戦災によって不動院が移転したことと、港区が不動坂については標柱を立てていないことが一因にあるのでしょうね

*2:港区産業観光ネットワークのページでもきちんと“六本木3丁目5番、3丁目6番の間”と書いてありますね