モナコマイスターとD.ヒル

M.シューマッハが通算PP回数でトップに立ってしまったことで、今や記録上はA.セナがトップのものも目立つものはないなとは思いましたが、モナコGP優勝回数6回、これは結局M.シューマッハには抜かれませんでした。
以下、モナコ3勝以上のドライバーの表。

ドライバー 優勝年
1 A.セナ '87,'89,'90,'91,'92,'93
2 M.シューマッハ '94,'95,'97,'99,'01
2 G.ヒル '64,'65,'67,'68,'69
4 A.プロスト '84,'85,'86,'88
5 S.モス '56,'60,'61
5 J.スチュワート '66,'71,'73
A.セナはともかく、グラハム・ヒルは当然モナコマイスターだわ*1
で、息子のデイモン・ヒルですが、ハンガロリンクでの好走が目に付きますし、World Motor Racing Circuitsという本でも、D.ヒルの生涯はハンガロリンクのページにまとめられているほどなのですが、実際は2勝。'97、アロウズヤマハでのハンガロリンクはD.ヒルのベストレースだとしても、結果には残ってくれなかったからなぁ。それで、一体どこのサーキットで一番勝っているのかなと思ったら・・・。
グランプリ 優勝年
1 ベルギー '93,'94,'98
2 ハンガリー '93,'95
2 イタリア '93,'94
2 日本 '94,'96
2 アルゼンチン '95,'96
2 サンマリノ '95,'96
2 オーストラリア '95,'96
8 スペイン '94
8 イギリス '94
8 ポルトガル '94
8 ブラジル '96
8 カナダ '96
8 フランス '96
8 ドイツ '96
スパが3回!ジョーダンでどさくさに紛れて勝ったからなあ。スパは'95の雨の中、よたよたと走ってM.シューマッハにぶち抜かれてたイメージの方が強いのに・・・。'94だってM.シューマッハが失格になっただけだし・・・。
でも、イギリス1勝ってのはちょっと可哀相かも。特に'93は惜しかった。たまに思うのですが、'93のイギリスとドイツできちっと勝てていたら、最終戦オーストラリアをプロストと同ポイント、85pの首位で迎えていたことになるんだなあ。・・・セナがチャンピオン争いしていない時点で興味はなくなっていたのかも知れませんが、でも、D.ヒルの後々の評価には影響しただろうなと思います。・・・もっともこの年も予選では、そんなに頑張らないプロスト相手にボロ負けなので、あんまり評価も変わらなかったかも知れません。個人的には最高の開発ドライバーって所にD.ヒルの価値を感じなくもないです。
それにしても、22勝だと全部載せやすいですね。M.シューマッハがどこで一番勝ったのかとかだったら、全然調べる気になりません(笑)。

*1:G.ヒル、年間10GP程度の時代のドライバーだったとはいえ、通算14勝のうち5勝がモナコって言うのはちょっとびっくり